セイレンチュウ..

感情表現系アーティストのすすめ

概要

自分の好きな歌い方について語ります。

この記事の対象

  • 感情を込めた歌い方が好きな人



本編

こんにちは。alumiです。

久々の音楽布教記事です。
ということで、今日は自分の好きなアーティストさんたちを「感情表現系アーティスト」としてくくって紹介していこうと思います。

感情表現系とは

まず自分なりの「感情表現系」の定義から説明します。

言ってしまえば、わざと声を荒げたりがなったり、エッジボイスを多用したり、声を震わせたり、そういったカラオケの点数評価につながらないような表現を多用した歌い方をするアーティストさん、および曲です。
音程のない「語り」のパートが入る歌も今回はこれに含めます。

こういう歌い方をする人は大好きなので、今回の記事で紹介しきれるかわかりません。多くなりそうだったら記事を分けます。

アーティスト

さて、まずは感情表現が豊かな歌い方の曲が多いアーティストを紹介します。

あとで、「普段はそうでもないけどこの曲はそう」みたいなアーティストも曲単位で紹介します。

美波

有名どころをまず持ってきました。
美波さんは女性のソロシンガーの方で、作詞作曲も自分でしています。基本情報はwikiなどを見ればいくらでもわかるので、これくらいにして、早速自分のオススメの曲はまずはこれです。

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サビ付近で美波さんの圧倒的かっこよさに触れられます。
この高さの音をかっこよくがなれるのはやはり女性歌手の強みだなあ、なんてこの曲を聴いてると思います。

紹介したい曲が多いのでどんどん紹介します。

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これは「語り」がある曲です。めちゃめちゃ高いです。1番サビ最後の「歌ってんだろ」がかっこよすぎて何回でも聞ける曲です。

美波さんはこの2曲以外でも迫力のある歌い方をされているので是非聴いてみてください。

Mrs. Green Apple

言わずと知れたミセスです。
ミセスは「Whoo Whoo Whoo」や「Wanted! Wanted!」のようなフェス向きな音楽を作るかと思いきや、「春愁」や「僕のこと」のように繊細に歌い上げる曲も作れる天才だと思います。

今回の記事で紹介するのは後者です。

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卒業がテーマの曲ですね。
ソース不明ですが、ボーカルの大森さんが実際に卒業式の前後で作った曲らしいです。天才か?

「言われてみれば うん、早かった」のように、少しエッジがかった声で歌うことで繊細な表現をしているところが好きです。

あと歌詞も良いですよね。

もう一曲。

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これも男性曲なのにたっかいです。これはラスサビ前の

僕らは知っている 奇跡は死んでいる
努力も孤独も 報われないことがある

あたりの、吐息多めのかすれた歌い方が大好きです。

ミセスは全体的にエッジボイス多めな歌い方をしていると思うので、そういうのが好きな人はぜひ他の曲も聴いてみてください!

花譜

VTuberです。なにそれ?って人はググってみて。
中身は普通の人間です。運営さんによるとまだ高校生になったばかりっぽいです。

すごく特徴的な歌い方をされるアーティストさんで、好きな人はすごく好きだと思います。
苦手な人は苦手かも。

基本的に他の人が作った曲をカバーしているのですが一部オリジナル曲もあって、それがまたいいので今回はそっちの方を紹介しようと思います。

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この曲はカンザキイオリさんというボカロPさんが作詞作曲されていて、(カンザキイオリさんの曲は今回紹介しているようなアーティストとすごく相性がいいです)とても良い仕上がりになっています。

自分を置いて夢に向かって旅立った誰かを想う歌です。
雛鳥である自分もいつか巣立って、私を置いていったあなたより高く飛んで、「バカ」って一言言ってそれで終わりにしよう、という歌詞が刺さります。

花譜さんは常に声が不安定な感じなのに違和感があるわけでもなくて、不思議な歌い方だと思います。あと声がめっちゃ透き通ってます。

合う曲はドンピシャで合います。たくさんカバーをあげているので、知っている曲があればぜひ花譜バージョンも聴いてみてください。

ヨルシカ

僕の大好きなヨルシカも、昔はそれほどでもなかったですが、最近の曲では割と感情を込めて歌っている節があります。

例えば「だから僕は音楽を辞めた」。

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このラスサビ前の「間違ってないだろ 間違ってないよな 間違ってないよな」は全て歌い方が変わっていて表現に富んでいると思います。

あとはyoutubeには上がっていないですが、「神様のダンス」や「憂一乗」なども感情が伝わってきてオススメです。

水槽

ここまで紹介してきた人たちに比べると知名度は下がりますが、今回の記事を書くにあたって個人的にこの人は欠かせません。

水槽さんの表現力や自分の世界を持って歌っている感じは、多くの歌い手さんの中でも群を抜いてすごいと思います。

歌い手の方なので基本的にオリジナル曲は歌っていないので、僕の好きなカバーをいくつか紹介します。

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ボカロにここまで感情を込めることなんてできるのか…と驚愕した曲です。
原曲がそもそもsasakure.UKさんの人間とボカロをテーマにした曲なのですが、見事なまでに自分の解釈を表現して歌い上げているなと思いました。

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これはいよわさんという作曲者もやばいんですが、水槽さんが歌うことでさらにやばくなってます。

多くは説明しないので一度聞いてください。

次は上で紹介したアーティスト以外でいいなと思ったものを、曲単位で紹介していきます。

黒い羊/欅坂46

このグループが普通のアイドルグループと違うところ、それは平手友梨奈さんメンバーにいるところです。この曲はその事実をはっきりと見せつけられます。

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PVもメッセージ性の強いものになっているので、ぜひPVと一緒に聞いて欲しいです。
今回の記事の内容に合わせて言えば、2番サビ前の「全部僕のせいだ」のソロパートは平手さん以外歌えるアイドルいないんじゃないか?ってくらい鳥肌が立ちました。

死神/大森靖子

これは一応【閲覧注意】にしときます。
苦手な人にとっては絶対受け付けない歌い方だと思います。
僕もこれを初めて聞いたときはいつ聞くのをやめようか迷いました。

そう思いながら最後まで聞いてしまったわけですが。

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生きていたんだよな/あいみょん

これは少し特殊な紹介の仕方をしますね。あいみょんさんは作る曲自体はいくらでも感情がこもりそうなのに割と淡々と歌います。
さらっとかっこよく歌い上げます。
だからあいみょんさんの曲は原曲よりカバーの方が感情的に歌われていたりします。

この曲は語りのある曲です。
自殺した知らない子を想う歌。テーマは黒い羊と少し似てますね。

どのカバーがいいとかはあげないので、ぜひ聴き比べてみてください。

まとめ

はい、いかがでしたか。
こういう歌い方をする人が昔に比べて圧倒的に増えてきたなと思っていて、時代の変化を感じています(と20数年しか生きてない若造が申しております)

今回紹介したような、自分の感情を叫んでいる、訴えているような歌い方が流行っているのは、それだけ現代社会に生きる人たちが悲鳴をあげているということなのかもしれないと思います。

そして、紹介したのはほぼ女性でした。もちろん僕がまだ出会っていないからなのかもしれません。
しかし、このように何かを訴えたり叫んだりする歌い方は男性より女性の方が有利なのかな、と少し思います。
というのも、女性の方が地声が高いので、震え声はともかく、叫び声、がなりに関してはより「素」の表現になるんじゃないかと思うんですよね。
男性が歌で高い声で叫んでも、普段はそんな高い声で叫ぶわけじゃないから違和感が生まれるというか。かといって低い声で叫んでもなんか違いますし。

あとは社会通念(あるいは僕の偏見)で女性の方が感情を表に出すもの、みたいなイメージが若干残っているから女性有利に見えたりするのかもしれませんね。

この記事で僕と同じように感情を込めた歌い方が好きになってくれた人がいたら幸いです!それでは!